今日も元気に推しが尊い

宮田俊哉くんに囚われた哀れな女の末路です

私が"アイドル"を見つけた日

2015年のあの日、私はやっと "私のアイドル" に出会った。

一心不乱にドラムを叩く灰色のスーツを着たあの人を、あの瞬間を、きっと私は永遠に忘れられない。



高校1年生までずっと別の沼にいた私をKis-My-Ft2という底なしのやばい沼に引きずり込んだのは、妹と母親だった。


「おねぇ、この中やったら誰がいい?」

見せられたのはデビュー曲『Everybody Go』のMV
みなさんご存知だと思うが、この曲のMV メンバーの半数の顔がほとんど映ってない

いや、キスマイね、分かるよ。ちょっと待って
キタヤマは妹の推しでこの人でしょ?
あと2人がタマモリとフジガヤ。美男ですねの子。
あとは、え、顔見えなくない???????


今、見返してもビックリするレベルで顔が見えない
謎の逆光に2人ずつのカット割り
全員集合しても絶妙な光の当たり方でかろうじて輪郭が確認できるレベル
全然興味がなかった私でも同じグループなのか心配するほど今で言う「舞祭組」の4人は写ってなかった

全員の顔はハッキリ見えなかったけど聞かれてる以上は答えなければならない
悩みに悩んで1人を指さした。


「この子かな」


その時、偶然にも私が選んだのが後の自担『宮田俊哉』だった。


ほんとに、本当になんとなくだった。
今でもたまに言うが顔で言うなら一番は藤ヶ谷くんだし、リア恋と失恋を繰り返してるのは北山くんだ。

「なんで??」

なんて、よく言われる。

「宮田くんの笑顔が人を幸せにするから」

いつもそうやって返すけれど、そんな理由は宮田くんという人を知った今だから言えることだ。
なんであの時宮田くんを選んだかなんて、
もうそんなの『運命』としか言いようがない。



そんな運命的な出会いからTwitterで月20万貢ぐやばいラブライバーだということを知り、さらに妹から私の好みを知り尽くした的確なプレゼンテーションをされ、最終的にオチたのは半強制的に見せられたKIS-MY-WORLDのアルバム特典。

妹が本格的にハマったのが2012年頃?だったから約3年間。
計画的にじっくり、私が気づかないように誘導されていた。
運命girlを口ずさむようになって、キスブサを見るようになって、オチると妹が確信を持ったのだろう。


伝説の宮玉曲 「BE LOVE」のレコーディング
『大好きだよ』と玉森くんに微笑む宮田くんを見て、キレイな沼落ち。
多分、沼落ち選手権があったら最優秀賞とまでは行かなくても特別審査員賞は堅い沼落ちだった。


そして、そのまま勢いで申し込んだライブが私のオタク人生を変える運命のライブになるとは思ってなかった。


初のライブは KIS-MY-WORLD 大阪 最終日
文化祭の練習を蹴って大阪まで飛んだ。

今まで生身の推しが出来たことがなかったから、フライングでバクステから空を舞ってメンステへと移動するみんなを見て
「い、いぎでる~~存在じでる~~(;;)(;;)(;;)」と大号泣。

どの曲もすごいカッコよくて、これからも絶対推す!と思った。

沼落ちの原因となった宮玉の曲はまさかの結婚式。
ありのままに起こったことを話すと、
『私はアイドルのライブに参加してると思ったら、自担の結婚式に参列していた。』
な… 何を言っているのか わからないと思うけど私も何をされたのかわからなかった……

衝撃の結婚式の後は、証からのFIRE!!!でほぼ意識を失っていた妹の魂を押し戻して、「KISS & PEACE」で鼻をすすった。


そして運命の幕があがった。


頭を振って、汗が舞うほど一心不乱にドラムを叩く姿
そこにさっきまで笑顔を振りまいていた王子様みたいな優しくてかっこよくてかわいい自担はどこにもいなかった


idol ─i・dol
【可算名詞】
(1) 偶像、聖像。または偶像神
(2) 偶像視[崇拝]される人[もの]



ドラムを必死に叩いていた宮田くんが顔をあげた瞬間、私たちを射抜くような視線を一瞬だけして、ふにゃ と瞳が緩んだ。
汗だくで、一生懸命で、でもずっと私たちをみる目は愛しいものを見つめるかのような慈愛に満ちた優しい目だった。

その時、私は「あぁ、この人だ。」と思った。


ずっと憧れていた王子様のように完璧で彫刻のような顔ではなかったけれど、私はあの瞬間、宮田くんの頭に光り輝く王冠が見えた。

アイドルの英語としての元々の意味を私は身をもって実感した。

私の宮田くんに対する愛を的確に言葉にするとしたら、「王子様として崇拝している」というのが最も正しいと思う。
王子様として私をお姫様にして欲しいわけでもないし、神様だとも思ってない。
私が勝手にお姫様になって、救われただけだから。

宮田くんがいつから王子様キャラとして自覚して、ファンのみんなも認識し始めたのか私は知らないけれど、私は宮田くんを『王子様』の偶像としてこの時からずっと見ている。


2015年 8月 31日
この日から私は王子様である宮田くんのファンとして相応しいお姫様であれるように努力し続けている。
宮田くんがアイドルを辞めない限り、ステージを降りない限り、私はずっと宮田くんを応援し続けたいと思う。

アイドルでいてくれてありがとう。
これからもずっと大好き。
7周年おめでとう。